何かあるのよね、春子の過去。前半のあらすじを全部読んでも、出てこないんだけど、私は勝手に「春子は実は、昔アイドルをやっていた」だと思う。
昔、知り合いのお兄さん嫁という人が「元アイドル」だった(笑)。ただし、レコードを2、3枚出したけど、全然売れなくて、すぐに引退(・・・というか廃業?)したらしく、名前を聞いても当然「誰?それ?」て感じだった。
おそらくアイドルの大半は、デビューしたって売れずに終わる。
その中のほんの一握りが売れて、それでも「一発屋」とか「本人のやる気の問題」や「素行」などで消えていく。
そんな感じだからキョンキョンのように40過ぎても活躍しているアイドルなんて、ほんの一握りの中の、さらに数人なんだよね。
ご当地アイドルで人気が出たって、全国区になったら全然鳴かず飛ばずとか・・・・この先そんな展開も予想させる今日のストーリーでした。
それにしても、毎回「隠し部屋」の入り口に立ってるキョンキョンの顔は怖い。演出かしら。
あと、卒業アルバムの安部ちゃん、ワロタ。「北関東から徐々に攻めて」とか「カフェ風の屋台でまめぶを」とか、今日のキワードも笑い満載でした。アキが自転車で北鉄より早く走っていたのも、何気に笑えた。
こういう小ワザというか、小さい笑いがそこら中隙間なく敷き詰めてあるのは凄いと思う。ストーリーとは直接関係ないんだけど、ドラマのカラーが色濃く出てくるよね。
ユイが「アイドルになりたーい」と叫んだ次のカットで、キョンキョンが映る(それも仏頂面の)とかも、どう考えても意図的に演出しているとしか思えないんだけど、笑うというか、もうそれを超えて「そう来たか」と感心します。
怒ったキョンキョンにビビって、琥珀をゴトッて落とす勉さんも面白かった。
勝手なイメージだけど、クドカンて汲めども汲めどもつきない泉のように、笑いのアイデアが浮かんでくる人に思える。なんか、じっくり考えて、悩んで、脚本書いているイメージが前作にはあったけど、「あまちゃん」は鼻歌まじりにサラサラと脚本も書かれているような・・・・。
実際はそんなこともないんだろうけど、それを感じさせない。
なんか「さっと炙って出しました」みたいな・・・・シンプルだけど絶品のお料理みたい。